大好きな本『Lily 日々のカケラ』

毎日を大事に暮らす。
やろうと思えば簡単にできるようで、実際にできている人ってどれくらいいるんだろう。

かくいう、私も全然できていない。

でも、この本を読むと、少しだけ毎日を大事にできる、そんな気がする。

石田ゆり子著:『Lily 日々のカケラ』

石田ゆり子は大好きな女優さん

「好きな女優は?」と聞かれて答えるとすれば「石田ゆり子さん」。

自然体で美しい。演技派。

好きになったのは『MOZUーモズー』というドラマから。
このドラマはかなりシリアスなサスペンスドラマで、ドロドロと怖いシーンがたくさんあるんだけれど、その世界感が圧倒的すぎて欠かさず母と観てました。
観終わったあと「今回ここが良かった!」「多分このあとはこうなる!」とかテンション高く話したりね。
楽しかったなぁ。

話がそれました。

そんな『MOZUーモズー』に石田ゆり子さんは出ていたのです。
主人公の奥さん役で、もう亡くなってしまっているんだけどいろんな秘密を抱えている人という役どころ。
危なっかしい、ずるい、それでいて芯が強くどうしても惹かれてしまう。
そんな女性像がぴったりでした。

そのあとは「逃げ恥」にも出てて、これは全然違う役だったけど、それもまた可愛くって大好きになりました。

あともう一つ重要なこと。
それは、石田ゆり子さんが私の旦那さんのお母さんにどことなく似ていること。
雰囲気とか口元とかかな?
それもあって好きなんだと思う。

暮らすこと、表現することの丁寧さ

本を買ったのは、ほんとに偶然。

何の気なしに本屋さんでみかけて、何の気なしに買ったもの。

それがこんなふうに人生のバイブルの一つになることがあるんだから、ほんとに不思議。
本って偉大だなぁっていつも思います。

中には、たくさんの写真と、たくさんの石田ゆり子さんの好きなものについて書かれています。

猫とか、花とか、仕事とか。

特別なことは書いてないんです。
日常で大切にしていることとかが書いてある。
でもそれが、すごく素敵なの。

まず、文章が綺麗なんだよね。
飾らない言葉で、かっこいい言葉遣いみたいなのは一切ない。
それでいて、どこかシンとして静かで、古いアンティークがたくさん置いてあるお家みたいな、そんな雰囲気をまとった文章。
色に例えるなら焦げ茶色だと思う。

そんな日々の暮らしや好きを綴ったこの文章をみていると、この人はなんて丁寧に人生を重ねてきたんだろうとため息をついてしまうほど。
幾重にも折り重ねられた本のように厚みがあって、繊細で、そこにあるだけで幸せになるもの。

この本を読むと、私も日々の暮らしを丁寧に積み重ねようって、そんな風に思う。
顔のしわも声のかすれも、毎日の積み重ねでできるもの。
そんなモノたちを10年後も20年後も愛おしく思えるように、今を大事に暮らしたい。